小中学生が制作した科学ビデオを募集する第13回全国こども科学映像祭(日本視聴覚教育協会など主催)の小学生部門で、古見小学校サイエンスクラブの「20年続いている古見小のチョウ観察」が特別賞に輝いた。
同映像祭はカメラの目を通して子どもたちに科学の楽しさや素晴らしさを理解させ、“科学する心”を育てることが目的。
同校では毎週木曜日の15分間、ツマベニチョウやオオゴマダラなど約15種類のチョウを観察し、発見したことを発表する取り組みを行っており、それらをまとめた作品を応募。20年間継続していることが評価された。
4月に転校してきた上原一夏さん(6年)は「最初はチョウの種類も分からなかったが、幼虫や卵などを発見するたびにどんどん面白くなった。これからも観察を続けてほしい」と後輩にエール。
同校の真喜志昇校長は「20年間継続してきたことが認められたのは大変素晴らしい。子どもたちが将来ノーベル賞を取るような人材になってくれたらうれしい」と語った。