21日から3日間、具志川総合体育館を主会場に開かれた本年度のりゅうぎんカップ第36回沖縄県小学生バレーボール県大会(県バレーボール協会主催)で、八島マリンズ女子バレーボールチームが八重山勢初の準優勝に輝いた。チームは23日夜、南ぬ島石垣空港に戻り、学校関係者や保護者など約30人の出迎えを受けた。
八島は、決勝トーナメント2回戦で6月のファミリーマートカップ準Vの小禄南を下すと波に乗り、準々決勝で天願、準決勝では8月の全日本バレーボール小学生大会に出場した読谷を打ち破った。読谷までの3試合はいずれもフルセットまでもつれるシーソーゲームで、1、2点を追う展開から逆転で勝ち上がった。決勝では平良第一に0―2で敗れた。
昨年3位だった先輩たちを越えることを目標にチームをまとめてきた6年の川満愛優(あゆ)主将は「決勝で負けて悔しいが先輩たちを越えたうれしさもある。心をひとつにして勝てた。練習以上の力を発揮できた。残りの地元大会は全部優勝したい。来年こそ後輩に優勝してほしい」と語った。
上地みか監督は「誰一人気持ちを切らさず、仲間を信じてプレーしていた。点数で相手に先を行かれる展開でも、諦めないバレーをしてくれた。一人一人胴上げしたい気持ち」と選手をたたえた。
同空港での解団式では、5年生が6年生へゆずの「栄光の懸け橋」を合唱するサプライズプレゼントがあり、6年生が涙を流す一幕があった。
結果は次の通り。
■女子
【予選リーグ】
八島2―0上間、八島2―0大山
【決勝トーナメント】
▽1回戦=八島2―0西原南
▽2回戦=八島2―1小禄南
【準々決勝】
22―24
八島2 21―12 1天願
16―14
【準決勝】
21―12
八島2 18―21 1読谷
19―17
【決勝】
9―21
八島0 2平良
17―21 第一