子ども・子育て支援新制度に伴い、石垣市教育委員会は、来年4月から全18園のうち、みやまえ幼稚園で実施する3歳児教育について、20人の定員でスタートさせることにしている。市教委は同年3月までに保育室を改修して受け入れに備え、同年4月から幼稚園教諭を配置する予定だ。市教委は1日、新年度の市立幼稚園について入園願書の配布を始めた。
市教委は2015年度で48人の利用があると見込んでおり、すでに3歳児教育を行っている海星幼稚園の定員25人と合わせて45人分の枠を確保したことになる。
市教委は市立幼稚園について、16年度に9園で実施、定員枠を75人に拡大することを検討している。
みやまえ幼稚園によると、3歳児教育については問い合わせはあるが、具体的なニーズは把握していない。市教委も「どれくらい申し込みがあるか受け付けてみないとわからない」としている。
同幼稚園では現在、保育室が3室あり、2室で4歳児と5歳児の教育を行っている。市教委は、空いている1室でトイレなどを改修するほか、午睡ができる環境も整備して対応する予定だ。
新制度ではこのほか、所得に応じた保育料への変更と通園区域を廃止することになる。希望園を3園まで記入できるが、選考にあたっては小学校区域の幼児が優先される。
入園願書は市教委で26日まで、各市立幼稚園では8~12日に配布。市教委のホームページからも入手できる。受け付けは来年1月14~16日に各園で行う。