年末恒例となっているいしゃなぎら青年会(玉代勢秀尚会長)の第14回南の島の氷灯ろう祭りが22日夜、宮鳥御嶽で開かれた。会場は氷灯籠(とうろう)の幻想的な明かりに包まれる中、色鮮やかなイルミネーションも点され、観客は一足早いクリスマスムードを満喫した。
(3面に写真特集)
祭りは地域を見つめ直し、地域を担う人材育成につなげようと実施されており、当初は石垣小学校グラウンドで開かれてきたが、3年前から同御嶽で行われている。
午後6時すぎの点灯式では玉代勢会長が「地元の企業に大型冷凍施設を使用させていただき、地域の皆さんの協力で祭りを開催できることに感謝している」とあいさつ。
カウントダウンで170基以上の氷灯籠に幻想的な明かりがともされ、イルミネーションも点灯。多くの家族連れが会場を一周しながら青年会員らが一つ一つ作り上げた氷灯籠を眺め、氷と光が織りなすショーを楽しんだ。
特設ステージでは、サンタの衣装に身を包んだ子どもたちの踊りや冷凍ミカンの早食い競争、アニメ上映会などもあり、観客は思い思いに祭りを満喫していた。
また、新空港マスコットキャラクター「ぱいーぐる」もサンタ姿で登場、子どもたちにお菓子を配るなど祭りを盛り上げた。