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Channel: 八重山毎日新聞社
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「死活問題」と悲鳴 夜間断水に居酒屋など

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夜間断水で居酒屋など飲食店への影響が懸念されている=18日夕、美崎町

 少雨傾向による水事情の悪化で20日から始まる夜間断水を前に、深夜まで営業する居酒屋などの飲食店に不安が広がっている。深夜から未明の時間帯をメーンに飲食店が密集する美崎町では「かき入れどきの忘年会シーズンと、夜間断水が重なって死活問題。営業時間の短縮も検討せざるを得ず、大きな損害になる」との声が出るなど、経済活動への打撃が懸念されている。

 夜間断水は午後11時から翌午前6時までの7時間だが、深夜まで営業する店舗では調理場、トイレなどに水道水を使用できないため、料理の提供や衛生管理に影響が出る見通し。

 美崎町の居酒屋に勤務する男性(40)は「夜間断水になると、店じまいの片付けもあるので通常のラストオーダーの時間が縮まる。大きな損害だ」といら立ちを隠せない様子。

 夜間断水の報道を受け、貯水タンクを点検し、バケツを購入したという居酒屋店長の男性(42)は「正直、断水してみないと店の状況がどうなるか見当がつかない。営業時間の変更と貯水タンクの増設を検討している」と不安げだ。

 冬場の八重山観光は例年通り多くの団体客が来島する。観光業界によると稼働率は好調。大型ホテルなどでは、地下水や貯水タンクで水の確保は可能だが「宿泊客にも断水、節水への協力をお願いすることになるだろう」という。

 一方、水道水で大浴場の水を確保している中型ホテルでは「断水が続けば、大浴場の入浴時間を制限しないといけない。(断水の)見通しがつかないので非常に不安」と切実に語る。

 市水道部は「現在、夜間断水の解除は見通しがたたず天候次第。市民の皆さまに協力をお願いするしかない」と話している。


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