【那覇】第35回県青少年育成大会(県など主催)が18日午後、県庁で開かれ、青少年の深夜はいかい防止作文の部で、八重山農林高校3年の新垣未来さんが県知事賞を受賞した。「家庭の日」絵画の部では、海星小学校6年の伊良部愛さんが最優秀賞に輝き、明石小学校自転車クラブが善行青少年団体として表彰された。
大会で新垣さんは「あとすこしだけ」と題した作文を発表。「お互いを思いやる心と優しさ、それを確認しあう勇気と、分かり合う気持ちが大切」と訴え、深夜はいかい防止を呼びかけた。
新垣さんは「授業の中で書いた作文が評価されてうれしい。私と同じ世代の人が犯罪に走らないように親子の会話の大切さを作文で訴えたかった」と受賞を喜んだ。
伊良部さんは、漁師の父親を中心に家庭の温かさを「お父さん一本づり!」と題して表現した。「選ばれたと聞いた時には夢かなと思った。大きな賞なのでとてもうれしい」と笑顔をみせた。
明石小自転車クラブは全国大会で日本一になるなど、長年の交通安全活動と実績が評価された。代表して表彰を受けた3年生の竹原瑚子さんは「楽しかったが、きつかったこともあった。頑張って良かったと思う」と話した。
大会では、県内の善行青少年13人、青少年育成功労者16人、善行青少年団体2団体、青少年育成功労団体1団体などが表彰された。