【那覇】任期満了に伴う第12回県知事選挙は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設の是非を最大の争点に選挙戦が展開され、16日に投開票となる。各陣営は15日、最後の訴えで支持を呼び掛けた後、夕方から選挙戦の打ち上げを行う。
知事選にはいずれも無所属・新人で元郵政民営化担当相の下地幹郎氏（53）、元参院議員の喜納昌吉氏（66）、前那覇市長の翁長雄志氏（64）と、３選を目指す現職の仲井真弘多氏（75）＝自民、次世代の党推薦＝の４氏が立候補し、集票合戦を繰り広げている。
４氏は選挙戦最終盤の13日、大票田の那覇市を中心に精力的な遊説活動を展開。政策や公約などを訴え、浮動票や無党派層への支持拡大を図った。
下地氏は宜野湾市で遊説をスタート。大謝名交差点から自転車で那覇まで南下し、支持を訴えた。午後はうるま市でスポット演説、夜は懇談会に臨んだ。
喜納氏は伊江島遊説の後、名護市役所前でトークライブ、県庁周辺でスポット演説を行い支持を訴えた。夜は国際通りでライブ、沖縄市を遊説した。
翁長氏は終日、那覇市を中心にショートスポット遊説を精力的にこなした。おもろまちでは那覇市長候補、県議と市議候補らと支持を訴えた。
仲井真氏は那覇市内の団地や主要交差点、商業施設でスポット演説を展開し、支持を訴えた。離島フェア会場では有権者とスキンシップを図った。