9日までの3日間、宜野座村がらまんホールで開かれた第38回県高校総合文化祭演劇部門(県高校文化連盟主催)で、八重山農林高校演劇同好会の小濵美海(みなみ)さん(アグリフード科2年)が初出場で演技賞に輝き、八重山高校演劇部(友利光里部長、部員9人)は優秀賞(第一席)を獲得した。
同部門には県内から16校が出場。
小濵さんは顧問の浜比嘉律教諭が脚本を担当した一人芝居「Childhood's End」を熱演。何げない日常とその変化について考えさせる内容で、小濵さんは「賞を取れるとは思っていなかった。顧問や親、サポートしてくれた八重高の皆さんに感謝したい。部員も増やしていけたら」と話した。
八重高演劇部は3年生の本原未識さんが創作した「日.日」を上演。ずっと続くと思っていた日々が突然途切れてしまう怖さを描いた内容を部員9人が堂々と演じきった。
友利部長は「表現の仕方がそれぞれの学校で違っていて勉強になった。地域のイベントへの参加や部員確保に力を入れていきたい」と目標を語った。