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圧巻!市民大パレード 42団体1600人が参加

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1600人余が参加し、沿道の人々を楽しませた市民大パレード=2日、市役所通り

 第50回石垣島まつりのハイライト、市民大パレードは2日午前11時から3時間半余にわたって行われた。42団体約1600人余が新川小学校から市役所までのコースを練り歩き、踊りなどパフォーマンスを繰り広げた。3カ所にモーヤー地点が設けられ、このうち市役所前で2分間のコンテストも。「六調節」が流れると、観客が飛び入りで踊りの輪に加わるなど、パレードと沿道が一体となった。コンテストの審査委員長を務めた石垣久雄石垣市文化協会長は「モーヤー文化を継承するためにも意義深い」と継続を望んだ。

 パレードは前半、小雨に見舞われたが、参加者はぬれながら行進を続け、沿道の住民も傘を差すなどして声援を送り続けた。小学校の鼓笛隊・器楽クラブの行進が中止となった。

 今年は地域枠が設けられ、11公民館が参加、旗頭に踊りと多彩な芸能を披露した。

 モーヤーポイントでは、息の合った団体演技や観客を巻き込んだ乱舞など、工夫を凝らしたモーヤーを競った。

 三線の音に「じっとしておれない」として沿道から飛び出していく市民も多く、パレードの最初から最後まで踊り続けた宇根底貞子さん(61)=磯辺=は「踊らないと眠れないくらい、民踊が大好き。きょうは楽しかった」と満面の笑み。コンテストでも、ベストパフォーマンス賞(アトム通過1万馬力)として表彰された。

 コンテストは総合力、独創性、演技力を基準に審査が行われ、初代のベストオブモーヤー賞(4万馬力)には白保公民館(前盛均館長)が輝いた。担当の内原和彦総務部長は「芸能が盛んな地域を証明できてうれしい。モーヤーはみんなの気持ちを一つにするので素晴らしい」と喜んだ。

 このほか、ユーモア賞(2万5000馬力)に八重山高校、ウーマンパワー賞(同)に石垣市婦人連合会(金城綾子会長)が選ばれた。


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