石垣市大浜出身で医療法人誠和会幸地クリニック院長の大島誠行氏の石垣市ふるさと納税基金への寄付に基づく図書充実事業セレモニーが19日午後、大島氏の母校、大浜中学校図書室で行われた。
同氏は昨年9月、学校図書の充実のため同基金に500万円を寄付。市教育委員会が市内の全中学校9校と同氏の母校、大浜小に図書購入費として配分。各学校で自然科学を中心とした図書の購入費に充てられる。
大浜中の図書委員らも参加して行われたセレモニーでは、市教委の玉津博克教育長が「図書の充実は子どもたちの豊かな心を育み、学力向上にも役立つ」と述べ、感謝した。
大島氏は「本を読むことで知識が深まり、人格形成につながる。いろんな本を読み、自分を磨いてほしい」と話した。
生徒を代表して図書委員長の船越大輝さん(3年)が「100万円の図書ありがとうございます」と感謝した。
伊志嶺哲男校長も「購入する415冊の本を活用し、生徒たちの将来の夢を育みたい」と述べた。
同校では、配分金100万円で自然科学を中心に415冊の図書を購入し、図書室に「大島文庫」を設け、生徒に有効活用してもらうことにしている。