「灯台記念日」の1日、石垣海上保安部(赤津洋一部長)は崎枝にある石垣御神埼灯台を一般公開し、市民や観光客など350人が秋晴れの下、展望台からきれいな景色を楽しんだ。
御神埼灯台は1983年3月11日に運用を開始。地上からの高さは17㍍。今年は灯台内部で管内の灯台の写真を展示したほか、石垣海上保安部の制服を試着できるコーナーを設け、参観者の関心を集めた。
大宜見毅さん(27)=石垣市平得=は妻の智美さん(31)と息子の撤ちゃん(1)、航ちゃん(4カ月)と参加。「昨年に続き2回目。秋晴れで少し暑かったが、風も心地よく、景色が遠くまで見えてとてもきれいだった」と感想を語った。
公開に合わせて第11管区海上保安本部石垣航空基地のヘリや航空機が灯台に接近して記念日をアピール、来場者を喜ばせた。
「灯台記念日」は海上保安庁が1868(明治元)年11月1日、神奈川県横須賀市に日本初の洋式灯台の観音埼灯台が起工されたのにちなんで定めた。