第37回八重山地区消防操法大会(県消防協会八重山地区支部主催)が19日午後、市消防本部で開かれ、石垣市や竹富町の消防団員らが日頃の訓練で鍛えた操法の正確さとスピードを競い合った結果、小型ポンプ操法の部では女性だけで組織された石垣市消防団第4分団Aチームが初優勝を飾った。2位の竹富町消防団西表分団にタイムで劣ったものの、大会規定で女性チームには10秒のハンディキャップがあるため0・5点の僅差で勝利した。
また今大会には女性の同分団から、今回はじめて2チームが出場した。
大会は3部門で競われ、約50㍍先にある火災現場を想定した的にホースを延ばして放水。防火水槽から小型ポンプを用いて放水する小型ポンプ操法の部に8チーム、後方の防火水槽からポンプ車で給水、2本のホースで放水するポンプ車操法の部に3チーム、ポンプ車に積んだ水で放水し、的に命中するまでの速さを競うポンプ車応用操法の部に6チームが挑んだ。
女性だけでつくる石垣市消防団第4分団は小型ポンプ操法の部に2チームが出場した。
大会運営委員長の大工嘉広市消防本部消防長が「わずかなミスが勝敗を分けた。レベルの高い大会だった」と講評した。
結果は次の通り。
【小型ポンプ操法】
▽①石垣市消防団第4分団A(浦崎尚子、三輪千夏、宜保真理子、若林敦子)②竹富町消防団西表分団(山下義雄、古見将志、飯田晋平、古見浩之)③石垣市消防団第8分団(辻輝明、又吉倫要、古屋敷真、金城秀樹)
【ポンプ車操法】
▽①石垣市消防団第9分団(狩俣武市、野底昭男、大浜幸司、松山義範、仲本英臣)②石垣市消防団第7分団(當銘幸洋、狩俣武市、佐藤友基、平良敏治、照屋朝義)③石垣市消防団第5分団(何盛清介、大底晴夫、大浜善洋、前津勝弥、照屋朝義)
【ポンプ車応用操法】
▽①石垣市消防団第5分団(照屋朝義、大底晴夫、何盛清介)②石垣市消防団混成チーム(照屋朝義、佐藤友基、王滝将章)③石垣市消防団第9分団Aチーム(仲本英臣、松山義範、大浜幸司)