開会中の9月定例石垣市議会の総務財政委員会(平良秀之委員長、委員8人)は17日、八重山建設産業団体連合会(黒嶋克史会長)が提出した不発弾保管庫の早期整備を求める請願について審議した。崎枝公民館が26日に予定している臨時総会の結論を踏まえ、27日に採択の可否を判断することを申し合わせた。
審議で当局側は、市が関わった同意取り付け作業について公民館側との行き違いや説明不足を認め、3日の説明会で住民に陳謝したと報告した。
各委員は、不発弾保管庫の必要性について理解を示しつつ、「新火葬場の問題でも指摘したのに、また同じことをしている。住民は行政手法に不信感を募らせている」(宮良操氏)、「2月の公民館の質問状に対して5月に回答したのは、誠意があるとはいえない」(我喜屋隆次氏)などと批判した。
当局側の説明の仕方について石垣亨氏が「言葉の不正確さが不信感を招いたのではないか。安全処理済みの不発弾の保管庫。見つかったままの不発弾を保管するというイメージがあったと思う」と指摘。
公民館の臨時総会後の対応について宮良氏は「臨時総会で反対の結論が出た場合、別の候補地も選択肢として想定すべきだ」と迫った。