郡内におけるレンタカーの登録台数が今年3月末現在で、前年を313台上回る2084台と過去5年間で最多となったことが沖縄総合事務局陸運事務所のまとめで分かった。南ぬ島石垣空港開港に伴う増車とみられる。開港後、夏場に向けてさらに増車が進んだと見込まれ、来年の集計では大幅増になることが予想される。
八重山地区レンタカー連絡協議会の瀬戸守会長は「3月の段階でレンタカーが不足している状況だった。7-9月の夏場には約5000台が稼働していた」と話し、開港に伴うレンタカーの急激な伸びを示唆した。
各島別のレンタカーの台数は石垣島が1646台(前年比203台増)、西表島301台(同103台増)、小浜島23台(同1台増)、黒島3台(増減0)、波照間島15台(同1台増)、与那国島が96台(同5台増)だった。
タクシーは石垣島が269台(13業者)、西表島9台(2業者)、与那国島は4台(1業者)で前年と同台数だった。
同協議会の瀬戸会長は「新空港開港で航空機の発着便数が増加した証し。タクシーも足りず、バスも満杯状態だったと聞いている。レンタカーステーションの6業者に加え、空港近隣には8業者が集まっている。来年3月にはさらに2業者が空港周辺で開業する予定になっている」と、今後、空港周辺へのレンタカー事業者の集積がさらに進む見通しを示した。