「結」をテーマにした第28回青年文化発表会(石垣市青年団協議会、青年文化発表会実行委員会主催)が4日夕、石垣市民会館大ホールで開かれ、9団体130人が多彩な演目を披露した。今年は市内の7青年会がそれぞれの地域に伝わる伝統芸能や八重山舞踊、劇などを繰り広げたほか、与那国町青年団協議会、南城市大城青年会が友情出演し、舞台に花を添えた。会場には立ち見も出るほど多くの観客が訪れ、演目が終わるたびに盛んな拍手を送った。(8日に写真特集)
発表会は日ごろの地域活動や文化活動をアピールするとともに、組織強化と青年の意識高揚を図るのが目的。
プログラムは2部構成。舞台は、いしゃなぎらの「鷲ぬ鳥節」「赤また節」で幕開け。大浜の「かたみ節」「殿様節」「南ぬ勇者」、白保の「白保カマド巡査恋愛物語」などが続いた。大城青年会は「亀甲節」「湊くり節」を一糸乱れぬ動きで繰り広げ、与那国町は「スル踊(スルブディ)」で太鼓の音を会場いっぱいに響かせた。
第2部では平得が「ユンタジラバ」で会場を和やかな雰囲気に包み、宮良はユニークな創作舞踊で会場を沸かせた。登野城はスマムニを駆使した狂言で満場の笑いを誘い、双葉の勇壮な旧盆エイサーで文化祭を締めくくった。
石青協の宮良美香会長は「地域に根ざした活動に取り組んでいる同じ志を持った青年同士の絆もより深まった」とあいさつした。