第4次障がい者福祉計画及び第4期障害福祉計画の策定を計画している石垣市は9月30日、同策定委員会(東宇里永清委員長、委員20人)に計画策定を諮問し、作業をスタートした。今後、年度内に4回の会合を開き、計画案を策定。市民へのパブリックコメントを経て、来年3月までに答申。2015年度から施行する。
第4期障害福祉計画は、障がいを持つ市民に円滑な福祉サービスの提供を図るため3年ごとの見直しが義務化されているが、これまで5年ごとに見直している第4次障がい者福祉計画と整合性を図るため、策定期間を変更した。
計画見直しに向け同委員会では、市内で障がいを持つ市民3000人中、無作為に抽出した1400人を対象に実態調査を行い、日常生活の課題や問題点、福祉サービス利用の認知度や利用意向を把握し、問題点を整理することを確認した。
東宇里委員長は「素晴らしい計画策定を目指すため、市民の声を聴いてしっかりと分析したい」と述べた。
市障がい福祉課によると、市の障がい者数(障がい者手帳所有者)は2013年度で3101人と人口の6.4%を占める。このうち、身体障がい者が全体の74.4%の2307人、知的障がい者が14.4%の447人、精神障がい者が11.2%の347人となっている。
市が行っている障がい福祉サービスは延べ1万716人が利用し、総支給額は約10億円に上っている。