放送大学石垣学習室がこのほど、石垣港ターミナル2階に移転し、28日午後、設置式典が開かれた。同学習室は2004年4月に八重山学習室として石垣市立図書館に設置されたが、スペースが狭く、自由に話ができる環境ではなかったため、移転した。市教委いきいき学び課によると、市民90人が利用している。
この日は、中山義隆石垣市長と同大学沖縄学習センターの宜保清一所長が看板を設置。
中山市長は「高等教育機関の少ない離島で学べる環境をつくっている放送大学の活動は素晴らしい。充実することでさらに学びたいという人が増えることを期待したい」とあいさつ。宜保所長は「スキルアップのために十分活用し、学習をスムーズに進めてほしい」と激励した。
学生代表の野底美千代さん(60)=登野城=は「一人でも多くの学生が入学し、楽しく生涯学習をしながら、仲間の輪が広がることを願っている」と述べた。
石垣市民吹奏楽団は「おかえり南ぬ島」などを演奏し、花を添えた。