市街地と南ぬ島石垣空港を結ぶアクセス道整備で、県八重山土木事務所は30日、起点となる国道390号と同バイパスが交差する平得交差点から旧石垣空港向け延長約100㍍部分を着工する。2019年度供用開始に向け、総延長8.8㌔のアクセス道整備が具体的にスタートする。用地取得が完了した部分から整備を進める方針で同事務所道路整備班の玉城正教班長は「地権者や地域住民の理解を得ながら、用地取得と並行して工事を進めていきたい」と話した。
今回の工事区間は、平得交差点から磯辺までのⅠ工区(3㌔)の一部で、両側歩道付き、復員28㍍の4車線。工事区間の先にある旧空港跡地には県立八重山病院の17年度移転が決まっており、県では病院移転までに同区間のアクセス道整備を優先して進める方針。
アクセス道は平得交差点から旧空港西側を通り、南ぬ島石垣空港に至る全長8・8㌔。総事業費約95億3000万円。19年度の供用開始が予定されている。供用開始後は市街地から同空港までのアクセスは、国道390号線を通る現在のルートから距離にして2㌔、所要時間で16分短縮される。