JAおきなわ(砂川博紀代表理事)と同八重山支店(東黒島新泉支店長)は11日、市内で本年度の組合員感謝の集いを開き、2013年度の事業実績などを報告した。販売事業では、ファーマーズの売り上げが前年度比23.8%増の約6億400万円と好調に推移しており、同支店は「売り場面積の拡張が望まれる」としている。
報告によると、指導事業では、サトウキビの春植え面積を500㌶から約700㌶に拡大。災害に強い強化型ハウス(180㌃)を補助事業で導入し、ゴーヤの生産農家や栽培面積の拡大に努めた。
マンゴーでも補助事業で60㌃のハウスを整備。水稲は、品質向上対策として小型ヘリで共同防除を実施した。
信用事業では八重山支店の目標66億円に対して実績66億6200万円とクリア。大浜支店は44億円に対し37億8900万円(達成率86.1%)だった。
八重山支店の組合員数はことし3月末で、前年度から117人増の5209人。正組合員が15人減少する一方、准組合員が132人増加した。正組合員の減少はほかの地区と同様の傾向だが、八重山支店では正組合員の比率が64・2%と、JAおきなわ全体の40.4%を大幅に上回っている。
14年度は新規就農者の育成、正組合員加入を継続するほか、事業利用の拡大に向けた准組合員の加入増も目指す。
集いでは冒頭、砂川代表理事と知念辰憲経営管理委員、中山義隆市長があいさつ。第2部では、舞台で活動発表や舞踊、ライブステージを行い、組合員を楽しませた。