6日の西表糖業からスタートした郡内の今期糖業は、5工場の生産量が9万806㌧と、前期を2474㌧下回り、3期連続で10万㌧を割り込む見込みとなった。台風や干ばつ被害に加え、一部でイノシシや害虫被害があり、10㌃当たりの単位収量の悪化を招いた。収穫面積は1788㌶と前年実績から43㌶減少した。西表糖業を除く4工場は年明け後の操業開始を予定している。
石垣島製糖は、前期比約3000㌧の減産となる6万4876㌧の生産を見込む。7月の台風7号被害に加え、8月の少雨が葉の回復や伸長を抑制した。操業開始は来年1月8日。
竹富町小浜製糖工場は、前期を387㌧上回る2938㌧を見込む。1月15日の操業開始を計画している。
西表糖業は、前期から158㌧少ない8419㌧の生産を見込み、6日に操業を開始している。
波照間製糖は、前期比279㌧増の1万935を見込む。夏場の干ばつとイネヨトウ被害が大きかった。製糖開始は現在建設中の新工場の完成を待ち、来年1月18日を予定している。
JA与那国支店製糖工場は、ほぼ前期なみの3638㌧を見込む。操業開始はまだ決定はしていないが、1月後半となる見込み。