八重山3市町の議会議員選挙をはじめ、地域の明るい未来に向けた2014年県内統一地方選が県内28市町村で展開されている▼石垣市議選(定数22)には現職19人、新人9人、前職1人の計29人が立候補。竹富町議選(定数12)は現職8人、新人7人、元職1人の計16人、与那国町議選(定数6)は現職5人、新人1人、元職1人の計7人がそれぞれ出馬し、7日の投票に向けた選挙戦が繰り広げられている▼身近な政治である地方選挙は、平和でゆとりある豊かな地域をつくるためにも県政や国政レベルに劣らず重要だ。各候補者は、さまざまな政策遂行の根幹となる政治姿勢を示し、有権者に判断の手がかりを提供することも大切である▼政治に参加する最大のチャンスでもある今回の3市町議員選挙。各候補者が掲げる経済の活性化や医療福祉、自衛隊問題などの政策をみても、将来の八重山の進路を方向づける上で注目かつ重要な選挙と言わざるを得ない▼選挙では「出たい人より出したい人」とよく言われる。候補者のパフォーマンスに惑わされることなく、先見性、公約も人物もよく吟味して貴い一票を大切に行使したいものである▼傍観者では地域は何も変わらない。政治をバカにする者は結局、政治にバカにされることを肝に銘じて、悔いのない選択をしたい。(鬚川修)
↧