夏に多くみられる感染症、へルパンギーナと手足口病の患者報告数が24日までの1週間に八重山保健所管内で警報レベルの基準値に達している。いずれも乳幼児に多い病気でせきやくしゃみなどの飛まつ、接触で感染することから、同保健所では手洗いの徹底を呼びかけている。
報告数はヘルパンギーナが29人(定点当たり14.50人)で警報基準の定点当たり6.00人の2倍以上。手足口病は10人(同5.00人)で、警報基準の同5.00人に達している。
同保健所によるとへルパンギーナは手のひらや足の裏などに発疹ができ、発熱する。通常は数日で自然治癒するが、高熱や嘔吐(おうと)、頭痛などの症状が出た場合は医療機関の受診が必要。
ことしは東京や大阪などの10都県で7月から8月にかけて流行。八重山では8月に入って発生が広がっているという。
手足口病は手のひらや足の裏、口内に水疱(すいほう)が発生し、38度以上の高熱が出る。1週間程度で自然治癒する。