八重山保健所管内で17日までの1週間に、保育園児4人が腸管出血性大腸菌感染症(Oー111)に感染したことが確認された。
同保健所によると、1歳女児が感染したとの届け出が11日に医療機関からあり、接触調査としてその家族と女児が通園する保育園の園児、職員の検便を実施した結果、園児3人が感染していることが新たに確認された。
同保健所では現在、新たに感染が確認された園児3人の家族についても調査を行っている。
Oー111は、汚染された食品や感染者を介して広がる。潜伏期間は通常2〜5日。症状は腹痛や下痢、血便を発症。溶血性尿毒症症候群や脳症などの重症合併症を引き起こす場合もあり、激しい腹痛や血便には特に注意が必要。
同保健所では対策として㈰こまめな手洗い㈪よく触れる場所や便座、便器の消毒㈫タオルを共用しない—などを挙げている。幼児や高齢者は重症化する恐れがあるため、手洗いの徹底など、感染予防を呼びかけている。