赤土が流出した場合に海に及ぼす影響などを学ぶ「赤土deふぇすてぃばるin石垣」(県主催)が23日、大浜公民館で開かれた。家族連れなど約300人が集まり、赤土の拡散や赤土流出対策の効果を模型を使って検証する実験コーナーなどに参加した。
県が推進している赤土等流出防止活動支援事業の一環。手作り砂絵やキャンドル、団子遊びなどの体験コーナーがあったほか、市や県、八重山農林高校やNPO法人石西礁湖サンゴ礁基金、地元で環境保全に取り組むグループなど11団体がパネルを展示。八重山高校と八重山農林高校の演劇部は合同で赤土にちなんだ寸劇を披露。ウィングキッズリーダーズは創作ダンスを踊った。
仲道大翔(ひろと)君(宮良小3年)は「草があれば赤土があまり海に流れないことが分かった」と納得した表情。母親の真樹さん(36)は「赤土流失対策がどのようになされているのか知ることができた」と話した。
夏休みの自由研究で土について調べている砂川耀一郎君(登野城小4年)は「赤土のことは教科書では教えてくれないので、来て良かった」と手応えを得た様子だった。