石垣市教育委員会(石垣朝子委員長、委員5人)は22日午後、第6回定例会を開き、喜舎場永珣資料調査会設置要綱の制定など2議案を審議し、原案通り承認した。
喜舎場永珣氏(明治18年7月15日生)の資料は2012年に八重山博物館に寄贈されたもので、古文書や調査ノート、スクラップ、歴史資料など460件2927点に及ぶ。
八重山諸島のみならず、琉球史研究に影響を与えるとみられる貴重な資料がそろっており、これらの整理と調査・分析を円滑に進めるため、調査会を設置することになった。
調査員は学識経験者と市職員10人以内で組織し、調査や整理について指導や助言、調査補助を行うほか、会議で調査の方針などについて話し合っていく。
同館の東迎正則館長は「早めに調査員の選定や日程調整を行い、整理作業に着手したい」と話している。