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水難事故、今年すでに19件 前年を上回るペース

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 郡内で多発している水難事故。12日には、東京から観光で訪れていた男児(8)が石垣市桴海の米原海岸で遊泳中に死亡する事故があった。市消防本部と石垣海上保安部、八重山署のまとめによると、今年発生した水難事故は14日までに19件(うち死者7人)で、前年8月末時点の17件(同6人)をすでに上回っている。2012年の年間発生件数17件(同4人)よりも多く、市消防などでは「海には危険が潜んでいることを再確認してほしい」と呼び掛けている。

 市消防などのまとめによると、今年は6月だけで8件の水難事故が発生。7月と8月前半の1カ月半では6件発生している。昨年は6~10月までに20件の事故が起きている。

 8歳以下の子どもの水難事故は、12年、13年ともに年間で3件。今年は12日の1件を含め、すでに2件発生した。海保は「ライフジャケットや浮輪を活用してほしい」、市消防は「子どもからは目を絶対に離さず、浅いところでも溺れる可能性があることを認識してほしい」と注意を求める。

 また、今年発生した19件のうち、観光客など八重山圏域外の人の水難事故は15件。昨年は年間27件中17件、一昨年は同17件中8件で、圏域外の人が水難事故に遭うケースが増加している。

 海保は「魚やサンゴを見ようとしているうちに、知らずに流されるケースもある。事前に情報収集してほしい」と話した。

 八重山署は「関係機関が連携して水難事故防止に取り組む活動を八重山全体に広げたい」と述べた。


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