12日午前11時45分ごろ、石垣市桴海の米原海岸でシュノーケルで遊泳していた東京都東大和市に住む小学校2年、下郡山虎輝君(しもこおりやま・こうき)(8)が水深約2㍍の海中であおむけに沈んでいるのを父親が見つけ、県立八重山病院に搬送されたが、同日午後0時53分に死亡が確認された。
八重山署によると、虎輝君は父親(39)ら家族8人で10日から観光目的で来島。12日は午前10時前から同海岸で遊泳していたが、午前11時55分ごろ、虎輝君の姿が見えないのに気づいた父親が辺りを探したところ、海岸から約40㍍離れた水深約2㍍の海中であおむけに沈んでいるのを発見。砂浜に引き上げ、家族や近くにいた人が心肺蘇生を施しながら、救急隊に引き継いだ。
同署が事故原因などを調べている。
米原海岸では、6月4日にもシュノーケルを使って泳いでいた観光の男性(32)が溺れる事故が発生している。
同署管内の水難事故発生件数は今年7件発生、死者は3人となった。