船浮公民館(井上吉晴館長)はこのほど、「イダの浜に通ずる道路新設における検討委員会」(池田米蔵委員長)を設置し、集落から同浜に通じる道路の整備に向けて町と連携して取り組んでいくことになった。
イダの浜は集落の西側にある観光スポット。同浜に通じる道は崖崩れの危険箇所となっており、新たな道路新設を求める要望が挙がっている。反対意見もある。
同公民館は4月の定期総会で道路新設を諮った結果、35人のうち、33人が賛成したことから、同委を設置した。
井上館長らは4日午後、竹富町役場に川満栄長町長を訪ね、「確保しやすい用地を選定して早めに整備してほしい」と要望した。
川満町長は「イダの浜は観光客を引きつけるスポットでもあり、観光産業振興の面からも道路整備は必要だ。反対している人の理解を得る努力をしながら、着手したい」と述べ、早急に道路整備に取り組む考えを示した。