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最優秀賞に仲大盛氏 JA石垣牛肥育部会

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最優秀賞を獲得した仲大盛吉幸氏(中右)と各賞の受賞者ら=25日午前、八重山食肉センター

 第40回JA石垣牛肥育部会枝肉共励会(JA石垣牛肥育部会主催)が25日、八重山食肉センターで開かれ、島内の肥育農家から石垣牛21頭が出品された。格付けはすべて4等級以上の上物で76%が5等級だった。審査の結果、仲大盛吉幸氏の枝肉が最優秀賞に輝いた。優秀賞には伊良部正人氏、優良賞にはヤイマ・ブリーダー・ランチ(新川)の枝肉が選ばれた。脂肪質賞は宮良妙子氏が獲得した。

 出品された21頭(去勢14、雌7)の平均は、枝肉重量493・6㌔、ロース面積63・9平方㌢、バラの厚さ8・3㌢、皮下脂肪2・8㌢、歩留まり74・5%、霜降り度を指す12段階のBMSは9・5だった。

 最優秀賞の枝肉は重量492・0㌔、ロース面積74平方㌢、バラの厚さ8・3㌢、皮下脂肪2・3㌢、歩留まり76・3%、BMS12でキロ単価4410円と共励会の過去最高値で競り落とされた。

 日本食肉格付協会九州支所の佐藤修一所長は、全体の講評として「全体的に脂肪交雑が十分で肉の色沢、肉の締まりときめに優れているものが多く、石垣牛のブランド力の向上につながると期待できる」と評価した。

 最優秀賞に選ばれた仲大盛氏は「初産牛だったのでどんな結果になるか分からなかったが、いい牛に恵まれた。いい値段が付いたのでこれをきっかけに活気が付くといい」と笑顔を見せた。

 石垣牛肥育部会長の上江洲安生氏は「食肉センターの整備も終わり、ハサップ取得に向けて動いている。台湾のレストランなどから石垣牛の引き合いもあるので、今年9月の台湾航路開設に期待している」と今期の出荷頭数が1000頭を超えることが確実視される中、海外への販路拡大に期待を寄せた。

 中山義隆市長は「燃料費高騰などの影響で、と畜料の大幅な値上げをした。これをもとに経営の安定化を図り、みなさんに求められるような食肉センターの体制を整えていきたい」として運営に理解を求めた。

 セリには19業者が参加。1頭当たりの平均価格142万7977円で最高落札価格は216万9720円。1㌔当たりの平均単価は2884円だった。(価格は全て税抜き)


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