旧暦七夕の8月2日に行う「南の島の星まつり2014」一斉ライトダウンに向け、実行委員会事務局の石垣市は、全部課で協力依頼や呼びかけを行うなど取り組みを強化していく。今年は全国同時に伝統七夕ライトダウンキャンペーンが行われることから、ライトダウンを徹底して星空の島をPRしたい考え。ライトダウンは同日午後8時半から。石垣島天文台の宮地竹史所長は「明かりを消せば街中でも天の川が見える」と期待している。
ライトダウンの取り組みはこれまで担当課のみで行い、市民や事業所への周知や協力依頼が徹底されなかった。今回はすべての部に業務を割り振って取り組みを徹底させる。
実施計画では22日から毎日、市街地で広報車を巡回。全小中学校の児童生徒にはチラシを配る。会場周辺の飲食店、大型スーパー、マンション、ホテル、コンビニ、自動販売機の消灯についても調整する。
市管理の港湾施設の照明を消灯するほか、730交差点から国道バイパス平得交差点までの街路灯の一時的な消灯を県に要望する。
事務局は「電気を消したり、カーテンを閉めたりして外に光りが漏れないようにしてもらいたい。午後8時半から短時間でもいいので、まず試してほしい。いつもと違う空を実感できると思う」(川平孝子スポーツ交流課長)と呼びかける。