任期満了に伴い、8月31日に告示、9月7日に投開票される石垣市議会議員選挙(定数22)は16日までに、28人で争われることがほぼ確定した。すでに多くの立候補予定者が事務所開きを済ませ、支持者へのあいさつ回りなどに奔走している。告示1カ月前の今月31日午後2時からは市役所会議室で立候補予定者説明会が行われる。
現職は、これまで態度を明らかにしていなかった松川秀盛氏(66)が16日までに立候補する意志を固めたため、すでに勇退を決めている3人以外の19人が出馬する予定だ。
新人は、出馬を前向きに検討していた革新系の50代女性が断念したため8人となっている。元職は1人。
現在の議会勢力は、中山義隆市長を原則支持する与党13人、原則不支持の野党7人、中立系2人。
与野党別の立候補予定者は、与党系が現職13人に新人2人と元職1人の計16人、野党系が現職4人に新人5人の計9人、中立系が現職2人に新人1人の計3人となる見込み。
今市議選では、与党が現状の13人以上を確保できるかどうか、野党側が勇退組3人の穴埋めをして勢力を挽回できるかどうかが焦点となる。
政策面では、石垣島が候補地の一つに挙がっている自衛隊配備問題への対応が注目されそうだ。
2010年9月12日の前回選挙には34人が立候補し、最下位当選者の得票数は722票だった。投票率は75・59%で当日有権者3万6370人のうち2万7492人が票を投じた。今年6月1日現在の有権者数は3万7180人(男1万8481人、女1万8699人)。
現職の任期は9月27日までとなっている。