石垣市は10日、市民会館中ホールで市制施行67周年記念式典を開き、大浜町との合併50周年を記念して、大浜町時代から議員として町政、市政の発展に尽力した故・白金光邦氏=平得=、田底重雄氏(92)=平得=に特別表彰を贈った。
両氏は合併を挟んで大浜町議と石垣市議を務め、白金氏が6期24年、田底氏が5期20年間、それぞれ務めた。
白金氏の代理で賞状を受けた長男、義弘氏(65)は「父は大浜町の記念碑の建立を要望し続けたが、見ることなく昨年亡くなった。父は合併のときは賛否があって苦労したようだが、大浜町を思っての反対なので市政を発展させる使命があると語っていた。今日の受賞を仏前に報告したい」と話した。
田底氏は「合併のときは町民の中に賛否両論があって非常に苦しかったが、合併するほうが島は栄えるという気持ちで賛成した」と振り返り、受賞に「最高の気分」と語った。