市内小売店では、台風に備え市民がインスタントラーメンや飲料水、牛乳などを買い込み、中には品薄となる店舗もあった。台風8号の影響で物流がまひし、各店舗とも通常の状態に戻るのは今週末とみている。
ある小売店の店長によると、暴風警報発令で各学校が休校となったことで、子ども向けの菓子類も多く売れ、「台風の進行速度が予想以上に速かった。もっと在庫を持ちたかったが間に合わなかった。今後に生かしたい」と話した。
台風シーズンを前に在庫を充実させていたタウンプラザかねひでの新垣直哉店長は、「(商品が)不足することはほぼなかった。魚や肉も冷凍品があるので、心配なかった。今季最初の台風だったので予想以上に買い込みがあった。シーズン中は余裕を持って対応したい」と語った。
ドラッグストアモリ(後藤聡矢店長)は、台風の進路から船便が止まることを予想し、仕入れ量を増やした。後藤店長は「欠品することはなかったが、予想以上に品物が動いた。他店で品薄状態となったため、当店に利用客が流れてきたようだ」と話していた。