大川婦人会(玉代勢光子会長)は17日、85周年記念式典と祝賀会を市内のホテルで開き、生年祝いに当たる節目を盛大に祝った。歴代会長らに感謝状を贈り、今後の飛躍を誓った。
同会は1929(昭和4)年に大浜政さんを初代会長に発足。この間、各種検診の呼びかけやごみの出し方の指導など地域活動に取り組んできた。会長は62代を数える。故・浦本成子さん(97―98年会長)が提唱した「平和の和、対話の話、団結の輪」の三つの「わ」をモットーに、活動を展開している。
式典では物故者に黙とうをささげた後、玉代勢会長が婦人会活動に尽力した会員に感謝しつつ、「これからも励まし合い、結いの精神で地域の行事に協力し、美化運動、地域福祉ネットワークを強化し、やる気、根気、元気の婦人会であることを誇りに思い、頑張っていきたい」と決意を語った。
感謝状を贈られた歴代会長を代表し、島村ヤス子さんが「感謝状は私たちにとって名誉なこと。一生の宝物として額に掲げ、今後の生きがいとして大事にしたい」と感謝、「公民館建設に向け、婦人会を中心に募金活動や演劇会を開催したのを懐かしく思う」と振り返った。
会場には、71年から2年間会長を務めた喜友名喜代さん(94)も元気な姿をみせ、「私は平得出身で大川に嫁いできた。会長が務まるかどうか不安だったが、みんなが支えてくれた」と話した。
式典では中山義隆市長や慶田城用武字会長が祝辞を述べた。
感謝状を受けたのは次の皆さん。
▽歴代会長=喜友名喜代(41代)、石堂敏(46代)、野原シズ(49代)、宮良利(50代)、島村ヤス子(51代)、知念タケ子(52代)、大盛キヨ(53代)、新垣タケ(55代)、三木邑子(56代)、島仲玲子(57代)、上原順子(58代)、後盛和子(59代)、玉城みち子(60代)、神谷悦子(61代)▽文化部門=本盛秀、大盛和子