【那覇】沖縄国税事務所は1日、相続税や贈与税の算定基準となる今年1月1日現在の県内路線価(1平方㍍当たり)を公表した。石垣税務署管内の最高路線価は、字大川の市役所通りで前年と同額の10万5000円。県内の最高路線価は、那覇市久茂地3丁目(国際通り)のみずほ銀行那覇支店前で、前年比5・5%増の58万円となり、13年連続で最高となった。
県内6税務署のうち那覇、北那覇、沖縄で前年より上昇し、名護、石垣、宮古は横ばいとなった。
市役所通りの路線価は99年に18万円となり、石垣税務署管内で最高となった後、07年と08年に上昇に転じたほかは、下落と横ばいが続いている。10年と11年に下落して11万円となり、12年は横ばい、13年に下落して10万5000円となった。
県内の各税務署の最高路線価は、北那覇が那覇中環状線の33万円(前年比3・1%増)、沖縄が北谷町美浜の町道1号線11万5000円(同4・5%増)。宮古は西里大通りで6万8000円、名護は名護バイパスで6万3000円といずれも横ばいとなった。
沖縄都市モノレール駅前の路線価で最も高かったのは、旭橋駅前の28万円(同1・8%増)。全15駅のうち県庁前、おもろまち、首里、那覇空港、奥武山公園など13駅で上昇。安里と市立病院前駅が横ばいとなり、下落した駅前はなかった。