食品や衣料品、家電など県内72店舗とレストラン11店舗を運営する㈱サンエー（本社・宜野湾市）は、サンエー石垣シティを建て替え、2025年の秋ごろに現地に新店舗をオープンさせる。延べ床面積は、これまでの2・5倍以上で地下1階と屋上を駐車場にした3階建て。売り場は食品と衣料品がワンフロアのバリアフリーを実現。食品売り場も大幅に拡張する。ネットスーパーにも対応する。新城健太郎社長らが1日、八重山毎日新聞社を訪れ説明した。
同店は1995年にオープンし今年で28年目を迎えた。買い物客の増加など店舗や駐車場が手狭になったことや今後のインバウンドの回復を見据え、現店舗駐車場奥のスロープ下に地下150台、屋上193台の駐車場を備えた地上3階建てを予定。地上141台を合わせると約480台分の駐車スペースを確保する。
売り場は、地上1階の平屋で食品売り場と衣料品売り場のワンフロア化を実現。バリアフリーとし、だれにでも使いやすい環境を目指す。
新たに導入するネットスーパーでは、島内全域の配達を検討するほか、同店地下のドライブスルーでの受け取りも準備する。
工事は今月13日からで、現店舗を営業しながら25年2月ごろに新店舗を現店舗と入れ替える形で仮オープン。同年秋にグランドオープンを迎える。工事にともない敷地内にある和風亭は、2月21日から休業。新店舗の完成とともに同店内で営業を再開する。
新店舗では食品売り場を現在の1・7倍程度に拡大。レジの数も2倍程度に増やす予定で、新城社長は「品ぞろえを充実させ、より良い商品と買い物環境、サービス提供をし、お客さまの期待にそえるような店にしたい」と話した。