国道390号線の730交差点から始まるバイパス沿いに設置されたコンクリート製プランターでは時季の花鉢が楽しめる計画だった。それがここ1カ月余も放置され殺風景なので本紙が調べたところ委託管理費の予算切れだという▼案の定と言うか、つまずいた。これまでも継子扱いの道路管理費は、年々細っていくばかりだというのに寄りによってなぜこんな管理の難しい構造物を思いついたのだろう▼本欄でバイパスの植栽マスの雑草を定期的に刈ってと繰り返したこともあり当方も責任を感じている。しかも、これまで水やりが大変だとこぼしながらも登野城婦人会や、ソロプチミストの会員らが何年も花壇として手入れしていたマスまでもコンクリートで覆わせてしまったことへの後悔も▼個人の庭でさえ鉢管理(水やり)は大変なのに、炎天下の公道でそれができると計画した担当者の自信のほどを聞きたい▼それと、大浜から新空港まで続くヤラボ並木の植栽マスに芝草を植えてあるが、施工後そう日時もたっていないのに「チガヤ」などが芝を覆いそうな勢いで伸びている。こちらも表土だけの入れ替えで植えさせた安直な計画に思えて仕方がない▼その意味で街路管理班には同じ人ができるだけ長く駐在し、長期的な管理計画を立案する必要がある。(仲間清隆)
↧