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にぎやかな音楽に観衆笑顔 東京

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西表出身の山下正雄さんが主催する音楽祭。来場者全員で盛り上がったカチャーシー=8日、東京都上野恩賜公園野外ステージ

 【東京】西表出身の三線アーティスト「南ぬ風人まーちゃんうーぽー」こと山下正雄さんが主催する音楽祭「風人の祭2014東京 ~きみが笑うと幸せ~」が8日、上野恩賜公園野外ステージで開催され、延べ750人余りの観客がにぎやかなステージを楽しんだ。

 同音楽祭は、1997年から西表島で毎年夏に開催されている「砂浜芸能祭」を元にして99年に大阪で1回目を実施。以降は全国各地で開催し、東京開催は12年目となる。

 この日は、石垣島出身の上里好博さん率いるPANASHIA&&創作エイサー隊・炎舞太鼓、徳之島出身のシンガー・ソングライター禎一馬さん、本島出身のMaicoさんなど全8組が出演した。

 大トリを務めた「まーちゃんバンド」のステージには、西表島の創作エイサー隊・風人ブドゥリ太鼓も共演。「沖縄、東京から世界に平和の風が届くように」との思いを込めた「琉球の風」などを熱唱し、最後は出演者全員のカチャーシーで締めくくった。

 山下さんは、東日本大震災や福島第一原子力発電所事故の影響でストレスを抱える福島県の親子を対象に保養目的の「西表島わくわく疎開ツアー」も実施しており、イベントなどで集まった寄付金や収益金は同ツアーの資金に充てている。現在までに6回のツアーを行い、ホームページで公開している。

 同音楽祭に山下さんは「戦争を経験した沖縄のオジーやオバーの思いを苦しみや悲しみではなく、希望として伝えていきたい。庶民の手づくりによるお祭りが一番優しい方法だと思っている」と思いを語った。(黒島安央通信員)


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