スイム終了地点では、八重山高校陸上競技部の部員が水や経口水を配布しながら選手をサポート。伊集祐奈さん(1年、15)は「みんな楽しそうに競技していてすごいなと思い、心から応援したくなった。けがをせずに最後まで頑張って」とエール。
自身もヨットの競技者である大城美華さん(25)は「少しでもみなさんが頑張れるように声かけやヘルプを頑張った。安全第一でがんばって、楽しんでほしい」と後押しした。
サザンゲート入り口付近では、梅田裕也選手(39)=小浜=の応援に両親の安隆さん(70)・勝代さん(65)が奈良県から駆けつけ、梅田選手の妻子や友人らと大声援を送った。安隆さんは「息子は2時間15分を目指すと言っていた。その通りになってくれれば言うことはない」と期待。梅田選手は2時間15分30秒で総合15位、地元1位に輝いた。勝代さんは「孫2人に会うのが楽しみだった」と目を細めた。
バイクコース一番の難所、大里農道から於茂登に向かう県道87号の長い上り坂では石垣市民吹奏楽団の青木武雄代表ら7人が管楽器でアップテンポの曲で元気づけた。山本まゆみさん(59)は「上り坂はもう少しなので頑張ってほしい。私たちのほうが頑張る選手たちから元気をもらっている」と演奏を続けた。
ランのスタート地点では、石垣市婦人連合会の会員11人が給水ボランティア。川平孝子会長は「会員一同、身内が走っているのと同じ気持ちで応援している。一人残らず帰ってきてほしい」と願い、「選手が笑顔になり、『ありがとう』と返してくれることがうれしい」と笑顔で選手を支えた。