今年の世相を反映した言葉を選ぶ「2013ユーキャン新語・流行語大賞」(現代用語の基礎知識選)が2日、発表された▼大賞に選ばれたのは予備校講師の林修さんがCMで使った「今でしょ!」20年東京五輪誘致で滝川クリステルさんがプレゼンテーションした「お・も・て・な・し」NHK連続テレビ小説あまちゃんの「じぇじぇじぇ」TBSドラマ半沢直樹の決めぜりふ「倍返し」の4語▼大賞の数としては過去最多というが、その顔ぶれを見ると、審査員たちも一つに絞り込むのが難しく、苦肉の策として四つを大賞にしたのかもしれない▼「アベノミクス」や「ご当地キャラ」「PM2・5」「特定秘密保護法」などもトップ10入りし、テレビCMや番組、経済政策、環境問題、地域活性化に加え今、まさに国会で論戦が展開されている法案と、変化に富んだ話題の多い1年だったことをうかがわせる▼郡内で今年、インパクトを与えた話題は何だろうか。「南ぬ島石垣空港開港」「中型機就航」「LCC参入」「セリ値高騰」など、好調を維持する観光を中心に経済面の明るい話題が多かったように思う▼小、中、高校生たちの九州、全国レベルでの活躍も目立った。八重山の今年を象徴する言葉は「飛躍」が当てはまるのではないだろうか。(下野宏一)
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