梅雨の晴れ間、石垣市登野城にある大浜長剛さん(63)のほ場ではいま、ヒマワリの黄色い花が咲き誇り、畑一面を覆っている。
市農政経済課がキビ収穫後の赤土流出防止対策で農家に配布しているヒマワリの種を今年2月末ごろにまいたもので、花が咲き終わると、緑肥として畑にすき込むという。
北アメリカ原産のヒマワリは、キク科の1年草で花期は6~8月。「向日葵」と書くように太陽が大好きな植物で、花は全て朝日が昇る東向きに咲いている。
盛夏の花として知られ、梅雨が明けると、保育所や学校の花壇はこのヒマワリで彩られる。
八重山地方はこのところ晴れ間の多い日が続いているが、沖縄気象台お天気相談所によると、梅雨前線が北側に位置する日が多かったためと話している。
前線は現在、九州の西から台湾の北側にかけて東西に伸びているが、きょうあすとも晴れ間が多い見込み。
昨年は平年の6月23日より12日早く11日に梅雨明けしており、今年の梅雨明けも早まりそう。