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旧大浜町の足取り刻む 合併から半世紀

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合併から半世紀の節目に建立・除幕された大浜町役所跡の碑=1日午後、JAおきなわ大浜支店隣

 旧大浜町が1964(昭和39)年6月1日に石垣市と合併してから50年の節目となった1日、市は、JAおきなわ大浜支店隣の旧町役場跡地で、に建立した町の歴史を紹介する碑文と町章を刻んだ「大浜町役所跡の碑」を除幕した。除幕式には旧大浜町関係者が出席し、「旧大浜町出身者の絆は強い。大浜町という自治体があった証になる」と喜んだ。

 旧大浜町は47(同22)年に村から町になり、平得、真栄里、大浜、宮良、白保、盛山、桃里、野底、伊原間、平久保の10カ字で構成。石垣島は64年、石垣市と大浜町の合併で、島全体が一つの行政区域となって発展してきた経緯があるが、合併に際しては町内で賛否両論が出るなど曲折を経た。

 除幕式は大浜獅子保存会の獅子で幕開け。物故者に黙とうをささげた後、中山義隆石垣市長が「先人たちのたゆまぬ努力で合併が成し遂げられた。この碑で、大浜町の歴史の一端を後世に残すことができる」とあいさつした。

 次呂久栄重大浜公民館長は「大浜町の優位性を発揮して石垣市が発展したことは喜ばしい。しかし、50年前に大浜町という自治体があったことすら知らない若者や子どもがいる。旧大浜町の証となる碑が建立されたことは意義深い」と強調した。

 児童を代表して除幕に参加した仲村香也さん(大浜小6年)は「小学校最後の年の思い出になった。大浜町があったことは知らなかったが、除幕式に参加していろんなことがあって今の石垣市があるんだなと感じた」と話した。

 碑建立場所は現在、民有地。所有者の㈲ゆいケアサービスが提供した。


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