コロナに負けず、安心して笑顔で毎日を過ごせるように女性たちを応援する目的で、石垣市婦人連合会(川平孝子会長)は28日午後、生理用品「ナプちゃんセット」の無償配布を、市民会館中ホール東側の石婦連事務所入り口で行った。29日も配布予定。先着72人。生理用品の無償配布は石垣市内で初めての試み。
初日の28日は午後2時から新聞や張り紙を見た女性たち計15人が訪れた。子ども5人を持つシングルマザーの40代女性は「SNSでこういった活動があるとは知っていたけど、石垣ではまだかなと思っていたところだった。子どもが多いので、生理用品を配布してくれるのはすごく助かるしありがたい」と喜んだ。
石婦連によると、県婦人連合会が主催する同事業はもともと沖縄本島のみでの開催となっていたが、石垣市内の女性たちにもとの思いから石婦連が声をかけ実現した。
川平会長は「コロナ禍で生活が苦しくなってから、ナプキンの交換回数を減らしているという話を聞いている。石垣でどのくらい困っている人がいるかは把握しきれていないので、今後、いろんな団体と連携していきたい」と話した。
ナプちゃんセットは1セット24枚入り。封筒に入れて配布している。