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Channel: 八重山毎日新聞社
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今月初め、県紙で久しぶりに海洋学者キャサリン…

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 今月初め、県紙で久しぶりに海洋学者キャサリン・ミュージックさんの名前を拝見した。米軍普天間飛行場の辺野古移設中止を求め、「一緒に素晴らしい大浦湾に潜ろう」とキャロライン・ケネディ駐日大使に今年2月、手紙を送った件が報道されていた▼キャサリンさんといえば、詳細は本社発行の拙著「新石垣空港物語」に収録されているが、30年前新石垣空港建設で白保のサンゴ保護運動のきっかけとなった非常に思い出深い人だ▼同氏の「素晴らしい白保のサンゴを守れ」の警鐘が世界的な運動に広がり、新空港建設は周知の通り30年の曲折をたどった末、昨年3月開港した▼沖縄に延べ11年滞在し、今はハワイに在住する66歳の同氏が現在情熱を傾けているのが、ジュゴンが住み、素晴らしいサンゴが生息する辺野古の海を米軍基地建設から守ることだ▼新石垣空港では、開発か保護かの二者択一でなく、サンゴも守って空港も造り、その結果八重山は観光客が大幅に増え地域振興に貢献している。その点普天間移設は米軍基地建設より辺野古の海を守ることが優先されるべきで、二者択一で判断されるべきでない▼手紙の返事はまだないというが、キャサリンさんの思いがケネディ大使に届き、来年以降も辺野古の海でハーリーが開催されることを願いたい。(上地義男)


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