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市ワクチン一般接種開始 7月で1万6000人を予定

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35~64歳を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種を受ける人=17日午後、市総合体育館メインアリーナ

 一般を対象にした新型コロナウイルスワクチンの集団接種が9日、石垣市総合体育館メインアリーナで始まり、初日は35歳から64歳までの希望者735人がワクチン接種を受けた。重い副反応などが出た人はいなかった。7月29日まで行われる1回目の接種には9日夕方時点で先行接種した観光従事者などを除く約1万6000人のうち7300人が予約を済ませた。企画政策課の担当者は「危険なものではないので安心して打ってほしい」と多くの市民の接種を呼び掛けた。

 対象者の内35歳から64歳までの市民へは1回目の接種券を7日までに送付。19歳から34歳の市民へは20日ごろ手元に届く。

 市では今回、米ファイザー製ワクチン3万4600回分を確保しており、1回目の接種を今月29日までに終わらせる。2回目は7月30日から8月19日まで実施する。今後もワクチンが入荷次第、予約枠を増やして接種を加速していく方針。

 この日、会場では診察を担当する医師4人とワクチン接種を行う看護師4人のほかサポート役の保健師や市の職員が対応に当たった。

 接種は午後6時まで行われ、1人のキャンセルもなく予約数と同数の735人が受けた。

 初めての土曜日となる10日は約1200人が予約。診察を担当する医師5人、ワクチンを接種する看護師6人で対応に当たる。

 同課の担当者は「高齢者では8割以上の接種率を達成した。接種率が70%までいけば集団免疫が獲得できると言われている。ワクチンを打って島の経済を再び回せるよう早めの予約を」と協力を呼び掛けた。

 この日、ワクチンを接種した根間佳恵さんは「まったく痛くなく、気づいたら終わっていた。高齢者と同居しているので早く打ちたかった。一般接種が始まり一安心だ。子どもたちの接種も早めに進めてほしい」、仲野雅一さんは「新型コロナがまん延しだしてから新年会や忘年会、模合など一切できない状態が続いている。ワクチンが進んで元の生活に戻ることを期待したい」と話した。


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