同部会によると、2020年度は1520㌃で栽培し約89㌧を出荷、1億1282万円の売り上げがあった。販売数量、販売金額とも前年度からそれぞれ45%、60%アップした。大田市場には89㌧を出荷した。
今期も同程度の面積で作付けしており、100㌧の販売を見込む。出荷は4月から始まり、5月上旬は空梅雨の影響で収量を落としたが、その後回復し、これまでに40㌧を出荷した。営農振興センター営農販売課の大濵靖宜さんは「現段階で計画の生産量を超えており、秀品率も向上している」と話す。
オクラの日には、大田市場出荷用に選別されたA級品1ネット8本入りを50円の特価で300ネット限定販売した。
これに合わせ、部会員の登野城和代さん(61)=字石垣=はカットオクラと粉末オクラのドライ商品も販売開始した。「規格外が出るのでもったいない」と1年前から加工に取り組んで商品化したもの。種を取り除いた粉末商品は介護職や離乳食などのとろみ付けにも使える。カットオクラはみそ汁やあえ物にできるという。
「一年間、オクラの栄養がとれるようにし、幅広く使える商品にしていきたい。安心安全な石垣島産オクラを発信していきたい」と意気込んでいる。