【那覇】県議会(喜納昌春議長)11月定例会は4日、代表質問初日の質疑を行った。社民・護憲を代表して登壇した高嶺善伸氏は、県立八重山病院の建て替えや八重山の教科書問題で県教委が文科省から受けた是正要求指示について見解を聞いた。
県立八重山病院建設には、川上好久副知事が「新年度のできるだけ早い時期に基本計画を策定し、設計に着手していく予定。2017年度開院に向けて努めていく」と従来通りの見解を示した。
文科省から受けた是正要求指示には、新垣和歌子教育委員長が「文部科学大臣政務官から早急に是正要求するよう指示を受けているところ」と現状を説明。今後には「何よりも子どもの教育の視点から対応について協議していく」とした。
他にも高嶺氏が質問した日台漁業取り決めには、高良倉吉副知事が答弁。5日に台湾で開かれる日台漁業者間会合の意見交換会を経て協議されることとして、今後は「来年のクロマグロの操業時期までに操業ルールが策定できるよう漁業関係者等と連携して取り組んでいく」と述べた。
与那国町の自衛隊配備には、又吉進知事公室長が政府が検討すべきものと従来の考えを示し「配備には、政府が地元の理解と協力を得るよう努力すべきだ」と述べた。