食事中の方は小欄を避けページをめくって下さい▼新築時に黒タイル張りの男性専用トイレを設けた。男は私ひとり。家族会議で掃除が二度手間なので撤去し、駐車場への勝手口に改修すると多数決▼そこで大用トイレを当時話題のＣＭ「お尻だって洗ってほしい」で人気のウオッシュレットに入れ替えることを条件に従った。費用がかさむことに当初はうんと言わなかった女性たち。「職場で家にウオッシュレットを入れた人がいて、一度体験したら病みつきになるらしく用足しは必ず家に戻るし、トイレの紙の使用量もうんと減ったと言ってたよ」▼改修が始まり、勝手口ができ便器も入れ替えられた。供用の段になって問題が。快適ウオッシュレットといえども便座を上げ、立ったまま小用を足すとハネが飛び散り周りを汚してしまう。このままでは掃除の手間もこれまでとそう変わらない▼そういえば、公衆便所でも男性の小用は一段前に踏み出して行うよう推奨している。張り紙が掲示された。「周りを汚ささないために男性も小用は必ず座って行う事」▼以来、快適なトイレ事情が現出したことは言うまでもない。「お家の掃除もできるだけ交代で行う」こちらも多数決。「父の日ぐらいは、掃除休みたいね」すかさず台所から「毎日が父の日でしょう」。（仲間清隆）
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