石垣市内での新型コロナウイルス感染拡大を受け、1日から市民に自宅待機を求めていた市独自の非常事態宣言は15日で終了した。中山義隆市長は同日、▽宣言発出時点から15日までに新規陽性者数が相当程度抑え込まれている▽主たる感染経路が家庭内にシフトしている―として「市民に一律の外出自粛をお願いする必要性は低下してきたものと考える」と述べた。
一方、市内での感染が完全に収束している状況ではなく、八重山病院の医療体制も逼迫していることから、県全域の緊急事態宣言措置の20日までの間、同居人以外との会食や飲み会を控えるなどの感染防止対策の継続を求めている。
中山市長は「県の緊急事態宣言は継続されており、改めて会食や模合などを控えるなど、感染防止対策の徹底をお願いしたい。市内では感染力の強い変異株に置き換わっており、気を引き締めてほしい」と呼び掛けた。
市管理の公園などの閉鎖措置は県緊急事態宣言期間中、継続される。