40~74歳までの国民健康保険加入者を対象にした2013年度石垣市特定健診の受診率は23日現在の速報値で47・85%に上昇し、県内11市でトップとなった12年度の45.51%を上回っていることが、石垣市健康福祉センターのまとめで分かった。13年度の受診率は10月に確定するが、目標の47.6%をクリアする見通しだ。
13年度の対象者9642人のうち4642人が受診した。受診率が向上したことについて同センターは▽未受診者への電話での呼び掛け徹底▽事業主健診結果の提供—などを挙げている。
地区別では、久宇良地区の91.67%が最も高かった。一方、40%に達していない地区は美崎、八島、浜崎の36.48%、新栄町の39.02%。センターによると、人口の多い地区で受診率が低くなる傾向があり、若い世代が受診していないケースが多いという。
受診率は、特定健診が始まった08年度に30.8%と低かったが、徹底した受診の呼び掛けなどによる取り組みで年々上昇し、県内11市でトップクラスとなっている。
14年度は6月24日から集団健診がスタート、7月31日まで各地区で行われる。目標受診率は50.7%。センターでは「特定健診で年に1度の健康チェックを」と呼び掛けている。